【コラム】七五三ってどんな意味?各年齢の由来を解説 / 753前撮りなら金沢の写真館フォトコザカ
2024.07.05
当たり前のように行われている伝統行事【 七五三 】。
そもそも七五三って何?と思ったことはありませんか??
今回は七五三がどういう経緯でできたかをお話ししていきたいと思います!
【 七五三の由来 】
七五三の由来は平安時代に宮中で行われていた子供の成長を祝う儀式。
三歳「髪置きの儀」、五歳「袴着の儀」、七歳「帯解の儀」からきていると言われています。
(※諸説あります)
明治時代にはこれらの3つの儀式をまとめて「七五三」と呼ぶようになりました。
そして徐々に庶民の間にもこのようなお祝いごとが広まり、今の七五三を形作りました。
中国では1,3,5,7,9といった奇数が縁起のいい数字だと言われており、七、五、三の数字はそこからとられていると考えられています。
ではそれぞれの年齢の儀式を簡単に説明していきますね(^^)
【 3歳 髪置きの儀 】
平安時代のころは男女ともに生後7日目に髪を剃り、3歳ごろまでは丸坊主で育てるという風習がありました。
これは頭を清潔に保つことで病気の予防になり、のちに健康な髪が生えてくると信じられていたためです。
男女ともに三歳の「髪置きの儀」を経て髪を伸ばし始めました。
三歳は女の子だけというイメージがある方もいらっしゃると思いますが、
地域差もあると思いますが、起源から考えれば男の子も対象になります。
【 5歳 袴着の儀 】
平安時代には5~7歳のころに当時の正装である袴を始めて身に着ける「袴着の儀」を執り行いました。
当初は男女ともに行われていましたが、江戸時代に男の子のみの儀式に変わりました。
この儀式を経て男児から立派な少年として社会の仲間入りをし、羽織袴を身に着けたとされています。
【 7歳 帯解の儀 】
子供の和服には紐がついており、それを結ぶことで、ウエストの調節を行なっていました。
帯解の儀以降は、大人と同じように帯を着用するようになります。
この儀式を経て女児から、大人の女性として歩み始めるという成長を祝う儀式です。
近年主流になってきた和装+洋装(ドレスやタキシード)撮影。
儀式的な意味合いはありませんが、女の子たちはお着物よりドレス撮影の方が気合が入るようです笑。
【 肩上げとは? 】
子供の着物は肩を縫って一人一人に合うように調節してあります。
肩上げは「子供の証」であり、「これからまだまだ成長する」という印です。
肩上げを外すことは「これ以上成長しません」という意味があり、
決まった時期に肩上げをなくすことは大人になったという意味を示します。
肩上げは13歳までするのが一般的です。
いかがでしたか?
それぞれの年齢、性別によって異なる意味や願いが込められています。
意味を知り、より素敵な七五三をお迎えください♪